January 22, 2006

雪景色

5c02a94e.jpg行き交う人のいなくなった歩道。
そこに跡だけが残り、日が消えた。
寂しく佇む街灯は、人を懐かしみ明かりを燈す。
道に残った人の跡を…。
一面、うっすらと積もった雪に残った痕を。

また日が昇り、その痕を照らすまで光を燈す。
街灯は、それまで孤独に耐え、人が通るのを待つ。
街灯には、何故、人が恋しいのかわからない。

…でも、待ち続け、焦がれる。
自分が朽ちるまで、永遠に繰り返す。
冬も、夏も、昼も、夜も…。
何故だかわからずに。

zechi_kun at 00:10│Comments(0)TrackBack(0)clip!現場通報 

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